吐く息を調べただけで、肺がんを95%発見できた

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まだ実験的な段階だが、患者の吐く息を調べただけで肺がんを95%発見できた――という発表が、1月末、アメリカ・フロリダ州のオーランドで開かれた米国・胸部外科学会であった。

この発表をしたのは、米国ケンタッキー州立ルイビル大学の研究者Michael Bousamra氏。彼をはじめとした研究チームは、人間の吐く息に含まれる数種類のカルボニル化合物に着目し、肺がんの疑いのある患者の吐く息を検査した。すると、特定のカルボニル化合物が増加していた患者の、95%が本当に肺がんであることが分かったとのこと。また、この吐く息の検査で、肺の腫瘍が良性であることも、80%の確率で当てることができるという。

研究チームが検査の際に使った機器は、シリコーン・マイクロプロセッサ(silicone microprocessor/siliconではない)と質量分析装置。シリコーン・マイクロプロセッサはこの実験のために特別に開発されたもので、吐く息に含まれる化学物質を吸着するアミノオキシ化合物がコーティングされているとのこと。

あるSF映画で、主人公が特殊な機器に息を吹きかけるだけで健康診断が完了する、というシーンを観たことがあるが、そんな時代も遠くはないようだ。

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