くしゃみの飛沫、考えられているより200倍飛ぶことが判明

2014年04月11日 20時00分

2014年04月11日 20時00分

YouTube / Massachusetts Institute of Technology
YouTube / Massachusetts Institute of Technology

米国マサチューセッツ工科大学の実験によって、咳やくしゃみの飛沫が、これまでに考えられていたよりも200倍も遠くに飛ぶ場合があることがわかった。

飛沫はガス雲となって飛ぶ

マサチューセッツ工科大学が行なった実験は、ハイスピードカメラで人の咳やくしゃみを撮影し、コンピュータシミュレーションを駆使して、唾液や鼻水の飛沫の飛び方を科学的に解析するというもの。

その結果わかったのは、飛沫は一塊のガス雲(gas cloud)となって空中を移動するという事実だ。

渦に乗って200倍遠くまで

このガス雲の中には複雑な気流の渦があり、微小な飛沫は渦に乗っていつまでも空中にとどまり続ける。このことは、これまで知られていなかった。

飛距離は飛沫の大きさによって変わる(小さいものほど遠くまで飛ぶ)のでいちがいには言えないが、通常考えられているよりも5~200倍も遠くまで到達することがわかった。

一般的に、咳やくしゃみの飛沫は4~5メートル程度飛ぶと言われているが、5倍となると20メートル以上。200倍となると1000メートルだ。もしも風邪をひいた人が部屋にいて、マスクをつけずに咳やくしゃみをしていれば、その部屋にいる人全員にウイルス入りの飛沫が届いていると思った方がいい。

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