原爆に匹敵する巨大隕石が、年に2つ、地球に衝突している事実

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原爆に匹敵するエネルギーを持つ巨大隕石が、2000年から2013年の間に26個、地球に衝突していた――このことが、アメリカの民間団体「B612財団」がレポートで明らかになった。

B512財団は、巨大隕石(小惑星)の衝突から地球を守ることを目的にした団体。

都市を全滅させる爆発力

国連機関である包括的核実験禁止条約期間(CTBTO)は、核実験を監視するために、地球上で起る大規模な爆発をモニタリングしている。その過去データをB512財団が調べたところ、ほとんどの爆発が巨大隕石の衝突によるものだとわかった。

多くのものははるか上空で爆発するため、現在のところ大事には至っていない。だが、中には、一瞬にして都市を全滅させてしまう原爆級の爆発も記録されているとのこと。

隕石が空中で爆発するのは、大気を通過する際に受ける圧力によるものと考えられている。

大災害の可能性はいつでもある

巨大隕石が地表近くで爆発した例は、過去にいくつかある。よく知られているのは1908年の「ツングースカ大爆発」だろう。ロシア・ツングースカ川の上空で、落下してきた隕石が爆発し、周辺に膨大な被害をおよぼした。半径30~50kmにわたって森が焼け、2千平方キロメートルの樹木が強烈な空振によってなぎ倒され、衝撃による地震が観測されたと報告されている。

また、爆発によるキノコ雲が、数百km離れた場所からも見えたらしい。幸いにもこの付近に人家はなく、死者は報告されなかった。

衝突するまで分からないのが現状

現在NASAには、地球に接近する巨大隕石(小惑星)を監視するシステムがある。だが、このシステムで捉えられるのは地球絶滅を招くほど大きなものだけ。原爆級の比較的小さいものは、あらかじめ検知することができない。

B612財団は、こうした巨大隕石を監視するシステムを構築するために、資金集めを始めている。

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