牛の糞から水を取り出す装置、米国で開発される。だが、誰が飲む?

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Michigan State University

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牛の糞から水を取り出す装置――「そんなもの開発してどうするの?」というのが、一般の日本人の感覚だろう。ところが、米国では少し違う。

1千頭を超える牛を飼っているような壮大な牧場が珍しくない米国では、その牛の糞尿をどうするかが、牧場主の大きな悩みなのだ。

牛の糞尿問題を解決

この装置を(おそらく牛の糞尿にまみれながら)開発したのは、米国ミシガン州立大学の研究者たち。100ガロン(約378リットル)の糞尿から50ガロンのクリーンな水を抽出できるこの装置は、他にも多くの可能性を秘めている。

例えば、さらに改良して行けば、嫌な臭いの原因であるアンモニアを抽出して肥料にすることも可能とのことだ。

また、水分を抽出した後は糞尿の体積が劇的に減るので、処理するのが非常に簡単になる。

その水、誰が飲む?

米国では、1つの牧場から年間1000万ガロンもの糞尿が排出される。その処理をたやすくするこの装置、近々、農耕機械メーカーのマクミラン社から発売されるらしい。

ところで、糞尿から取り出した水、いくらクリーンとは言っても誰が飲むのか? ミシガン州立大学の研究者は、一応「牛に飲ませる」と言っている。

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