障害児39人を養子にした中国人女性、中国政府から罰せられる

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flickr/ mararie

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国の法律は、いつも善意の人の味方とは限らないようだ。障害を持つ捨て子39人を養子にした65才の中国人女性が、中国政府から処罰をうけたと、複数の海外ニュースメディアが伝えている。

過去40年間、捨てられた障害児の面倒をみてきた女性

その女性は、中国・山西省の田舎町に住むコン・ゼァーニャンさん。彼女はこれまでの40年間、親に捨てられた障害児を引き取り、自分の子供として育ててきた。すでに大人になって自立した子供も含めると、その数は何と39人。最年長の子供は今27才で、自立して生活している。

養子は3人まで、という法律にひっかかる

これが日本ならば、国から表彰でもされたかもしれない。だが、中国では事情が違ったようだ。

中国政府は、彼女と彼女の夫が所有していた8,000平方メートルの土地を没収した。1家族が養子にできるのは子供3人まで、と決めた中国の法律に違反した罰だ。土地を失うということは、収入源を失うということになる。

それでもやめる気はない

「それでも私は続ける」とゼァーニャンさんは海外メディアに語っている。「私自身も何かの仕事に就いて稼げるし、このことを知った周りの人も、お金や衣服や食べ物などを援助してくれる。27才になった子供も協力してくれる」

政府に睨まれなければいいが、と心配になってしまう。障害を持った孤児を育てるのは、どう見ても世の中のためになることに思える。それを罰するように作用する法律に、どうも納得がいかない。

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