恐怖の兵器最先端。1.6km離れた車にレーザー光で穴が開く

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Lockheed Martin

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米国の兵器開発は、世界最先端を行っていると言える。その1例が、人やモノを破壊するレーザー光線の開発だ。

こうしたレーザー兵器の最も新しいものとして挙げられるのが、最近アメリカの軍需企業ロッキード・マーティン社が開発した「ATHENA(Advanced Test High Energy Asset)」だろう。

有効射程距離は1.6km

ATHENAがこれまでのレーザー兵器と違っているのは、有効射程距離が長いこと。なんと、1.6km離れた自動車のボンネットに穴を開けることができる。上にあるのはロッキード・マーティン社が3月3日に発表した実証写真だ。

ボンネットの下のエンジンも貫通

写真では分からないが、実は、ボンネットの下のエンジンにも穴が開いているとのこと。軍用レーザーの本来の目的はそこにある。敵の戦車や飛行機などのエンジンを破壊して、動けなくさせることに意味がある。

エンジンに穴が開くまでの時間は、わずか「数秒」とのこと。エンジンはほとんど鉄の固まりのようなもの。それに数秒で穴を開けてしまうとはとんでもない威力だ。人間に向けられたらどうなるかを考えると恐ろしい。

数種のレーザービームを1本の光線に

射程距離をこのように飛躍的に延ばせたのは、波長の異なる数種類のレーザービームをまとめて1本の光線にしたことが理由だ。同社はこの技術を「スペクトラル・ビーム・コンバイニング」と呼んでいる。

また、この技術のおかげで光線を打ち出す装置が小型軽量化し、消費電力も少なくなったとのこと。(ATHENA本体の写真は公開されていない)

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