世界的人権団体アムネスティ・インターナショナルが売春に賛成

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flickr/Nina Jean

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8月11日、アイルランドのダブリンで開かれたアムネスティ・インターナショナルの総会で、売春に賛成する決議が採択された。

アムネスティ・インターナショナルは、世界最大の国際人権NGO。国際連合との協議資格を持つ、影響力の大きい団体だ。

売春は合法化されるべき

成人同士の合意のもとに行なわれる売買春は合法化されるべきである——アムネスティ・インターナショナルの総会で、このような内容の決議が採択され、同団体の今後の基本ポリシーとなった。

さらに同団体は、「売買春だけでなく売春斡旋業や、いわゆる売春宿の経営も合法化するべきだ」とした。

セックスワーカーの人権を守る

この決議の目的は、いわゆる性産業で働くセックスワーカーの人権を守ることにある。アムネスティー・インターナショナルのサリル・シェティ事務総長は次のように言う。

「セックスワーカーは、世界の中でひどい差別を受けている。いつでも暴力や虐待の危険にさらされている。我々は人権擁護団体として、そのようなセックスワーカーの人権を守らなければならない」

決議に法的効力はないが

アムネスティ・インターナショナルがこのようなポリシーを採択したからといって、売春を違法としている各国の法律が直接影響を受けるわけではない。

だが、同団体は非公式の場で各国の政治に働きかける力を持っており、これまで政治犯の釈放や死刑廃止などを実現させてきた。

こうしたアムネスティ・インターナショナルの今回の決議は、将来、売春に関する各国の法律に少なからぬ影響を及ぼすものと見られている。

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