レイプされた11才少女が法律に従い無事出産、世界的に賛否両論

2015年08月14日 20時00分

2015年08月14日 20時00分

flickr/ Krisztina Konczos
flickr/ Krisztina Konczos

レイプされて妊娠したパラグアイの少女(11才)が、中絶を禁止する同国の法律に従って、今月6日、元気な赤ちゃんを出産した。

本人とその家族は中絶を望んでいたが、パラグアイ政府はそれを認めなかった。

10才の時に義父からレイプ

その少女をレイプした犯人とされているのは義理の父親で、現在逮捕された彼の公判の準備が進められている。

少女がレイプされたのは昨年、10才の時。6日に生まれた子供はその時の子供であることが分かっている。

中絶の願いは政府に却下され

パラグアイでは中絶が基本的に法律で禁止されている。少女の母親はパラグアイ政府に、特例として娘の中絶を認めてくれるよう誓願していたが、政府はそれを認めなかった。

法律では、胎児の母親(今回の場合は11才の少女)の命が危うい場合にのみ中絶が認められている。しかし、少女が中絶を申請した時、妊娠5カ月だった少女の体調はいたって良好だったため、申請は却下された。

レイプされてできた子でも生まなければいけないか

中絶を許さなかったパラグアイ政府の姿勢は、国際的に賛否両論を生んでいる。

政府の方針に賛同しているのは、パラグアイで圧倒的に多くの信者を持つローマカトリック教会だ。ローマカトリック教会は、中絶によって罪のない子供の生を奪うのは悪であると主張する。

一方、国連を含めた複数の人権擁護団体は、中絶する個人の権利を否定した政府に批判的だ。

生まれた子供は元気

病院での帝王切開による出産は、おおよそ35分で終わった。生まれた子供はとても元気で、母親(11才の少女)の体調も良好であるとのこと。

子供は母親である少女の祖母の手で育てられる予定になっている。名前はまだ決まっていないそうだ。

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