光より速い移動が理論的には可能!シドニー大学の科学者が発表

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flickr/TORLEY

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時空間をワープして光より速く移動する——SFの世界では当たり前になっていることが、どうやら現実にも起こりうるらしい。

今月17日にオーストラリアで開かれた科学技術イベント「ナショナル・サイエンス・ウィーク」で、シドニー大学のジェレイント・ルイス教授が、アインシュタインの相対性理論に反すること無く光より速く移動することが可能であると発表した。

アインシュタインの理論と超光速移動は相反しない

ルイス教授は、ダークエネルギーや重力レンズといった概念を取り入れた現代宇宙論でよく知られている。

ワープの可能性について、彼は次のようなシンプルな説明をした。

「アインシュタインの(相対性理論の)数式をよく見れば、空間を歪ませたり曲げたりすることが可能だということが分かる。つまり、それを利用して、宇宙を好きなスピードで移動できるわけだ」

光以上のスピードを出すことは無理でも、意図的に歪ませた空間の中を移動すれば、正常な空間を移動する光より早く目的地に着けるということだろう。

実現に必要なのは「負の密度を持ったエネルギー」

ルイス教授は、ワープが理論的に可能であっても、実現にはほど遠いと言う。ワープの実現には、教授の言葉でいう「負の密度のエネルギー(negative density energy)」を持った物質が必要だからだ。

「そのような物質を、今のところ人類は持っていない。だが、宇宙のどこかに存在することを示すデータはある」

「宇宙の何も無い空間それ自体にも、負のエネルギーの密度(negative energy density)があることは分かっている。問題はそれをどうやって取り出し、使用できる形にするかだ。この問題さえ解決すれば、超光速の移動が実現する」と教授は言う。

それは100年後か1000年後か

残念なことだが、我々はそれを目撃できそうにない。ルイス教授は「ワープの実現は100年後か、1000年後かもしれない」と予想している。

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