ボタン電池を飲み込むと何が起きる?瀕死の1歳児ギリギリで助かる

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子供がボタン電池を飲み込むと、何が危険か? 喉に詰まる? もちろんそれもあるが、もっと恐ろしい結果を招くことがある。

オーストラリアの1歳児がボタン電池を飲み込み、食道と肺が焼けただれ、瀕死の状態になるという事故があった。

親はインフルエンザの初期症状と勘違い

オーストラリア・ブリスベンに住むクーパー夫妻は、1才1カ月になる子供のアンダーソン君がボタン電池を飲み込むところを見ていなかった。そのため、咳をし始めた子供を見ても、インフルエンザだとしか思わなかった。

だが症状は悪くなるばかりで、6日後、子供から酸っぱい臭いがしはじめたという。その後すぐに子供は危篤状態になった。

レントゲンにボタン電池が写る

病院の医師がレントゲンを撮ると、そこにボタン電池の影がくっきりとあった。子供の食道と肺は焼けただれており、自力で呼吸ができない状態になっていた。

なぜそんなことになったのか?

ボタン電池は、最初、食道の途中につかえた状態だったが、胃から上がって来る消化液(胃酸)に6日間晒されて表面の金属が溶け、やがて「電池内部の強酸性の液体が漏れ出したのだろう」と医師は言う。

その強酸性の液体が食道から肺に入り、肺の内部を焼いてしまった。子供から「酸っぱい臭い」がしはじめたのも納得がいく。

ボタン電池の誤飲に注意

現在、アンダーソン君は人工呼吸器に繋がれた状態だが、回復に向かっている。

飲み込んだ電池は、家庭の3Dテレビ用メガネのものと分かった。両親はそのメガネを一度も使ったことがなく、電池が入っていることさえ知らなかったという。

クーパー夫妻は海外メディアを通して、小さい子供のいる親たちに「ボタン電池に注意するように」と呼びかけた。

※ボタン電池の画像を使用していましたが、メーカー名には言及されていない為、誤解を招く可能性がありました。お詫びして訂正致します。

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