オーストリア最大の州が100%再生可能エネルギーを実現

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flickr/Deni Williams

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オーストリアで最も大きな州であるニーダーエスターライヒ州が、自州の電力100%を再生可能エネルギーで賄うことを実現した。

これまでの努力が実った

このことを発表した同州のアーウィン・プレル知事は、「これまでの努力が実った」と海外ニュースメディアに語った。

「エネルギーの生産効率を上げるためにこれまで多大な投資を続け、再生可能エネルギーの拡大に努めてきた。その努力がようやく実ったようだ」

「2002年以来、我々は大規模太陽光発電やドナウ川に建設した水力発電所などをはじめ、様々なグリーン電力(再生可能エネルギー)のために、28億ユーロ(約3,700億円)を投じてきた」

68%の電力を水力発電で

ニーダーエスターライヒ州では現在、全電力の68%を、ドナウ川に建設した複数の水力発電所が賄っている。残りの26%は風力発電によるもの。バイオマス発電(廃棄物を燃料とする発電)は9%、太陽光発電は2%という比率になっている。

再生可能エネルギー推進政策で雇用も拡大

同州が続けて来た再生可能エネルギー推進政策には、もう1つの効果があった。エネルギー関連産業で3,800人の雇用増となった。2030年までにはさらに5万人の求人があるものと州政府は見込んでいる。

オーストリアは再生可能エネルギーでトップに

ニーダーエスターライヒ州が100%再生可能エネルギーを実現したことで、オーストリアの再生可能エネルギー普及率(全電力に占める割合)は75%となり、ヨーロッパ諸国のトップに立った。

普及率の2位はスウェーデンで、その下にポルトガル、ラトビア、デンマークが続いている。

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