パリ=オルリー空港の管制システムが、Windows“3.1”で動いていることが明らかに

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flickr/Mathieu Marquer

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今月の初めフランスの主要空港の1つであるパリ=オルリー空港で、全ての航空機の離発着ができなくなるという事件があったが、その原因が、航空管制システムに使われているOSの古さだということが分かった。

Windows 3.1で動く航空管制システム

フランス航空交通管制官組合事務総長の発表によると、航空機が離発着できなくなったのは、航空管制システムがシャットダウンしたため。

その直接の原因は、管制塔のコンピュータと気象局のコンピュータとのデータのやり取りに不具合があったためだが、その原因をさらに追求して行くと、コンピュータのOSの古さに行き着いたという。

パリ=オルリー空港の管制システムは、23年前のバージョン、Windows 3.1で動いている。それが古過ぎて、気象局のコンピュータと上手くかみ合わなかったとのことだ。

古過ぎてメンテナンスできる人がいない

新しいOSと上手くかみ合わないということ以外にも、古いOSには問題がある。

「あまりに古いシステムになると、誰もメンテナンスをしたがらない。それに、23年前のOSとなると、何かあった時に直すだけの知識を持った人がもういない」とアレクサンドル・フィア事務総長は言う。

パリの航空管制官の中でWindows 3.1に対応できるのはわずか3名とのことだ。

2017年までにはアップグレード?

今回の事件を受けてフランス運輸大臣は、「2017年までに空港の機器をアップグレードする」と発表した。

だが、空港の現場を知っているアレクサンドル氏は、もっと時間がかかるだろうと見ている。

「空港の管制システムを動かしているOSはWindos XPやUNIXをはじめとした4種類で、その全てが10〜20年前のバージョンだ。全てをアップグレードし終わるのは、2017年からさらに2〜4年後になるだろう。あるいはもっとかかるかもしれない」

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