ローマ法王がクリスマスのスピーチで商業主義に警鐘

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Wikipedia/Madonna(art)

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ローマ法王は、世界12億人の信者に向けたクリスマスイブのスピーチで、お金や物に「毒されないように」と警鐘を鳴らした。

サン・ピエトロ大聖堂でのミサ

フランシスコ法王は24日、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂で、恒例のクリスマスイブのミサをとり行なった。このミサには約1万人が集まった。

世界は商業主義に捕らわれている

このミサでフランシスコ法王はキリストの誕生を祝うとともに、世界中に蔓延している「商業主義や快楽主義、富とその浪費」に取り込まれないようにと、信者たちに警鐘を鳴らした。

もっとシンプルに、本当に重要なことを

法王は、クリスマスはキリストの誕生と比較して「自分自身を見つめ直す時でもある」と言う。

「キリストはベツレヘムの馬屋で生まれた。聖なる存在でありながら、満足な家さえない貧困の中に生まれて来た」

「その一方、現代の社会は商業主義や快楽主義、物質的な富とその浪費にあまりにも毒され、誰もが消費に酔いしれている。キリストはそんな現代人に『正気になれ』と呼びかけている」

「言い換えれば——もっとシンプルに、バランス感覚を失わず、一貫した見方で物事を見て、本当に重要なことを実行していかなければならないということだ」

翌日25日にはサンピエトロ広場で法王の「クリスマスメッセージ」が読み上げられたが、その内容はテロと国際紛争に関するもので、商業主義批判はなかった。

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