19才の娘が火事の中ピックアップトラックを持ち上げ、下敷きの父を救出して表彰される

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flickr/Justin Seabrook-Rocha

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米国ヴァージニア州の19才の女性が、ピックアップトラックを持ち上げて下敷きになった父親を救出し、さらに他の家族全員を火災から守ったことで、郡の消防当局から表彰された。

自動車修理中にジャッキが外れ

自家用ピックアップトラックの下敷きになった父親のエリック・ヘッフェルマイアさんは、その時、自宅のガレージで車の下に潜り、ブレーキの修理をしていたという。

すると突然、車を支えていたジャッキが滑って外れ、仰向けで作業していたエリックさんは、右肩を車体と床の間に挟まれた。

プロパンガスの缶に引火

また同時に、傾いた車体からガソリンが漏れ出し、(おそらく何かで生じた火花によって)それが燃え出した。

「ガレージにはプロパンガスの缶がいくつも置いてあった。それが次々に爆発する音が聞こえたよ」とエリックさんは言う。

素足でガレージに飛んで来た娘

娘のシャーロッテさん(19才)は米国空軍士官学校の生徒で、たまたま休暇で家にいた。爆発音を聞きつけた彼女はすぐさまガレージに駆けつけた。その時は素足だったという。

「無我夢中でトラックを持ち上げると、父は『OK、ほとんど動けるようになった』と言った。それからも狂ったような力で何回か持ち上げて何とか車体を横にずらし、父の体を引っ張り出した」

さらに爆発を未然に防いだ

シャーロッテさんの驚くべき行動はこれだけではない。

この後彼女は、車のガソリンタンクの爆発を防ぐために、その車を運転して外に出したのだ。

「トラックとともに家全体が爆発してはまずいと思ったので、3輪しかついていないピックアップトラックのイグニッションキーを回し、4輪駆動にして燃えているガレージの外に運転して出た。おかげで道路に深い溝を削ることになっちゃったけど」とシャーロッテさんは言う。

それから彼女は家に駆け戻り、まっ先に妹の赤ちゃんを抱いて、家族全員に逃げるように言ったとのこと。

市民救命賞が授与される

勇敢な行ないで家族を救ったシャーロッテさんに、今月7日、ヴァージニア州フェアファックス郡消防局から「市民救命賞(Citizen Lifesaving Award)」が授与された。

身長167cm、体重54kgの彼女は元々腰を傷めており、今回のことでさらに手と足に火傷を負ったが、海外ニュースメディアに次のように言っている。

「やるべきことをやっただけ。だから、偉大な英雄とかそんなものになったような気はしていない」

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