脱獄したメキシコ麻薬王、その脱獄を映画化しようとして足がつき逮捕

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flickr/Joshua Davis

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メキシコの犯罪シンジケートのボスであり、麻薬王とも呼ばれているエル・チャポ(本名ホアキン・グスマン)は、昨年7月に最高警備の刑務所から見事に脱走したが、今月8日に再び逮捕された。

当局の発表によれば、エル・チャポは自身の脱獄を映画化しようとし、そのことが潜伏場所の発見、逮捕に繋がったとのこと。

トンネルを掘って見事に脱獄

エル・チャポことグスマンは、昨年7月、メキシコのアルティプラーノ刑務所から、誰にも気づかれずに長いトンネルを掘って(正確には組織の部下に掘らせて)脱走した。

グスマンの独房の床下に掘られたそのトンネルは、周到に計画されて作られたものであり、中には照明や換気装置などが備えられていたと報じられている。

銃撃戦の末、逮捕

脱獄の後、行方が分からなくなっていたグスマンだが、昨年10月にメキシコ国内で居場所が確認され、今月8日、グスマンが潜伏していたメキシコ・シナロア州の家屋を海軍特殊部隊が急襲、銃撃戦の末逮捕した。

映画制作から足がつき

メキシコのアレリ・ゴメス検事総長は、今回の逮捕について次のようなコメントを述べた。

「逃走中にグスマンは、自分の見事な脱獄を自伝映画にしようと考え始めていた」

映画に賭けたこの野望が、政府の捜査官たちに手がかりを与えることになってしまったようだ。

「グスマンは女優たちや映画プロデューサーたちに接近し、定期的にコミュニケーションを取るようになり、そのことが捜査の重要な糸口になった」とゴメス検事総長は言う。

逮捕されたグスマンは、見事に脱獄を果たしたアルティプラーノ刑務所に戻ることになっている。

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