米海軍、牛の脂身を燃料にする空母を進水させる

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Wikipedia/USS John C. Stennis

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米国海軍は今月21日、牛の脂肪から作ったバイオ燃料を石油と併用する空母を中心とした戦艦群を進水させた。

グレート・グリーン・フリート計画

この戦艦群は、米国海軍が推し進めている「グレート・グリーン・フリート(Great Green Fleet)」計画の一環だ。海軍はこの計画で、4年のうちに軍用燃料の50%を石油以外のグリーン・エネルギーに置き換えることを目指している。

現状はバイオ燃料10%、石油90%

今回デビューした4隻のバイオ燃料艦は、バイオ燃料10%と石油90%のミックスで航行する。10%という割合はまだまだ少ない。

当初、海軍は50%対50%の割合を実現させる予定だったが、それだとコストが高くつきすぎるため、現在の割合になった。バイオ燃料は石油より割高になる。

「将来バイオ燃料産業がもっと発達すれば、価格は今以上に安くなるだろう」と、レイ・メイバス海軍長官は言う。

石油に頼らないことが重要

米国海軍の狙いは、石油一辺倒からの脱却らしい。

バイオ燃料をはじめとした石油以外のエネルギーを導入すれば、原油価格変動に一喜一憂せずにすむ。また、反米国主義の原油産出国に対しても強く出ることができる。

「そうなれば、戦略的に非常に有利になる」とメイバス海軍長官は言う。

また、海軍がバイオ燃料を大量に買い付けることになれば、バイオ燃料産業や、その原料を生産する農家の活性化にも繋がる。

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