地球温暖化で豪雨・豪雪が今後ますます増える:豪大学調査

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flickr/Tallis Keeton

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オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学の気象学者たちが今月7日に「ネイチャー」誌の電子版に発表した調査結果によると、今後、全地球的に豪雨や豪雪が増えるらしい。

過去50年の気象データを分析

研究者たちが、全世界に散らばる11,000カ所の気象観測所で計測された1951年から2010年までのデータを収集・分析したところ、極端な量の降水が短時間に起こる(いわゆる豪雨や豪雪)の日数が、継続的に増え続けていることがわかった。

調査結果をまとめた論文によれば、日数の増加は10年間で1%〜2%とわずかではあるが、地球温暖化とともに今後は増加割合が加速していくだろうとのこと。

「我々研究チームは、地球温暖化と降水量増加の強力な関連を見つけた。特に、熱帯以外の地域では、両者に強い関連が見られる」と研究リーダーのマルクス・ドナート教授は言う。

全地球的に豪雨・豪雪が増加

これまでは、地球温暖化によって乾燥した地域はさらに乾燥し、湿潤な地域はさらに湿潤になるだろうという説が有力だった。

しかし、今回の調査結果は、乾燥地域も湿潤地域もひっくるめて全地球的に豪雨や豪雪の機会が増えることを示している。

研究者たちは、日頃から豪雨を経験している熱帯地方のことはあまり心配していないが、豪雨や洪水に慣れていない地域の都市では「豪雨に対応できるインフラづくりを、今からした方が良い」と警告している。

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