一度心臓発作を起こした人は、一部の鎮痛剤の服用で再発作、死亡の危険が高まると判明

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過去に心臓発作を起こした人が、イブプロフェンを含む抗炎症作用の鎮痛剤を服用すると、5年以内に再び発作に襲われ、最悪の場合死亡する危険性が高まることがわかった。

デンマークのコペンハーゲン大学病院、 Anne-Marie Schjerning Olsen医師は、今回の調査は処方薬を対象としたものだが、市販されているイブプロフェンを含む鎮痛剤についても懸念されると話す。

発作から1年以内にくだんの薬を服用した場合、死に至る確率は59%高まり、5年では63%も高くなるという。またこの種の薬の服用に伴い再度発作を起こしたり、冠状動脈疾患が原因で死亡する危険性は、最初の発作後1年以内は30%、5年以内では41%も高まるという。

これに伴いデンマーク国内では、1997年から2009年の間に心臓発作を起こした30歳以上の10万人を対象に調査し、問題となっている非ステロイド系抗炎症薬を処方された人がいないか調査しているという。

尚今回の警告は、心臓病の患者に通常処方されるアスピリンについて言及しているものではない。あくまでも、イブプロフェンとジクロフェナクを含む非ステロイド系抗炎症薬を、高用量かつ長期間服用している場合の危険性を指摘しているものだ。

しかし処方箋なしで購入できる市販薬でも注意が必要で、特に過去数年以内に心臓発作を起こしたことのある人で、くだんの薬を服用している場合は使用を中止した方が良いという。

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