菌の匂いを嗅ぎつける探知犬が病院で大活躍している件:蘭大学病院

Text by

  • 0
YouTube/BMJmedia

YouTube/BMJmedia

先日、病院の分娩室にセラピードッグの立ち会いが許可されたニュースをお伝えしたが、病院では犬が活躍できる場が確実に広がりつつあるようだ。犬は鼻が利くのは周知の事実、犯人の匂いを追う警察犬しかり、空港で働く麻薬探知犬しかり…。この度、その鋭い嗅覚を活かして病院でひたすら病気の匂いをかぎ分けるワンコが登場した。

感染症はひとたび菌が蔓延すれば、体力の弱っている患者の間で大流行し深刻な事態を招く。しかもドクターが感染症を疑わせる患者を見つけ、診断する頃には菌は病院中に広まっておりあとの祭りだ。そこで被害が広がる前に感染症の原因となる菌を見つけ出す探知犬の登場と相成った。

蘭アムステルダムにあるVU大学病院では、探知犬“クリフ”を使っていち早く保菌者を見つけ出し、院内感染を防ぐ取り組みを行っているという。便の中に潜むクロストリジウム・ディフィシレという菌は独特の匂いを放つらしいが、クリフは97%という高い確率でこの匂いをかぎ分けることができる。くだんの菌に感染した患者のベッドに近づいただけでもわかるし、感染した患者の隣に座っていたスタッフに反応したこともあるという。

院内感染の予防に日々精進するクリフに続き、今後は病院で活躍する探知犬の姿を見かける機会が増えるかもしれない。

Posted: |Updated:

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking