7歳前から楽器を習っている子は頭も運動神経も良くなると判明:カナダ大学調査

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flickr_Columbia-Orchestra

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ダメ元で小さな頃から子どもに楽器を習わせている方、月々の月謝は決して無駄にはならないだろう。カナダのコンコーディア大学その他の共同研究では、幼少期に音楽に触れることで脳は飛躍的に進化し、その子の生涯にわたり大きな財産となることがわかったという。

同大学は調査に際し36人の音楽家を募ったが、うち半数は7歳以前に楽器を習い始めた人たち、残りの半数はそれ以降に楽器に触れるようになった人々だったという。両者共に楽器の練習量や経験は同程度。この人たちと音楽にまったく触れたことのない人々を比較検証した調査では、脳内スキャンの他、運動神経テストを実施した。

楽器の演奏と運動神経は無関係と思われがちだが、早い時期に音楽を始めた人ほど、わずかな練習時間で初めての運動を正確に習得できたという。また脳内スキャンでも顕著な違いがあらわれ、小さいうちに楽器を習い始めた人ほど脳梁白質、つまり右脳と左脳のつなぎ目の部分が大きく情報伝達能力に優れていることがわかった。この様な脳の持ち主は計画実行能力に優れた人物とされ、運動神経が良いのもこのためらしい。

調査を指揮したVirginia Penhune教授によれば、楽器を演奏するには視覚、聴覚の刺激と手の動きを連動させなければならず、7歳以前に楽器を始めると、脳内の動作を司る部位と知覚を司る部位を連携させる力が身に付くという。特筆すべきは7歳を過ぎて楽器を始めた音楽家と、楽器を演奏したことのない素人を比較しても、この脳の連携プレーに差はないということ。故に脳の発達に関して言えば、6歳で楽器を始めるのと8歳で始めるのでは大違いらしい。

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