育てた植物から金の採取が可能に!!ニュージーランド大学研究

Text by

  • 11
flickr_digitalmoneyworld

flickr_digitalmoneyworld

世界各国の技術者が一丸となり、作物を植えて金を掘り起こすという、おとぎ話みたいなことが現実になりつつあるという。植物を植え、その植物に土壌から金のナノ粒子を吸い上げさせる“ファイトマイニング”という手法である。一部の植物は土壌から自然に金属を吸い上げるため、葉や根からニッケルやカドミウム、亜鉛が検出されるのも珍しくない。

しかし金は水に溶けにくい性質があり、植物の根から自然に吸収されることはないとされてきた。ところがニュージーランドのマッセイ大学、環境地球化学及びファイトマイニングの専門家、クリス・アンダーソン氏は、ある化学的条件が揃えば、土壌が金の溶解を促すことも可能としている。既に15年前、同氏は化学処理済みの土壌に植えたからし菜から金の成分が検出されたと明かしている。

金を採取するには地上に豊富な葉をつける成長の早い作物、からし菜やひまわり、タバコが望ましく、ごみ山や金山近くの選鉱くずを含む土壌が必要となる。その土地が金を溶かしやすい土壌であれば、そこに植えられた作物が金を含んだ水分を吸収し、葉に蓄えたときまさに収穫を迎える。

と、ここまでのプロセスは比較的簡単だが、植物の葉に蓄えられた金ナノ粒子から金を採り出すのは、現段階では至難の業。そもそも植物から金を採って儲けるつもりなどさらさらなく、研究の目的は土壌汚染の調査及びその修復だという。しかしもしも金が採れれば、調査研究の費用に充てたいと同氏はささやかな夢を語っている。

Posted: |Updated:

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking

News Ranking