プラスチック製容器のせいで子どもたちの血圧が上がっている:米調査結果

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flickr_Tony-Webster

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プラスチックに含まれる化学物質が子どもの高血圧を招く恐れがあるという。イロリオでも何度か登場している悪名高き“フタル酸”だが、食品用の容器や包装資材を含む実に様々な製品に使われている。特に成長過程の子どもに深刻な代謝異常やホルモン異常をもたらすとして警戒されている。

米ニューヨーク大学メディカルセンターなどの共同研究で、3,000人近くの子どもを調査したところ、フローリングやプラスチック製のコップ、ビーチボール、食品包装には無色透明の毒性の添加物が含まれており、それが若年性の高血圧を引き起こすと警告している。特にフタル酸エステル類は心臓の細胞の働きを抑制し、酸化的ストレスを与えて動脈を危険にさらすといわれているが、これまでフタル酸が子どもの心臓に与える影響は未知数とされてきた。

Leonardo Trasande准教授らによる今回の調査で、尿に含まれるフタル酸の量が3倍になるごとに、わずかではあるが子どもたちの血圧も上がっていたとか。個人レベルではわずかな上昇でも、広い目で見れば子どもたち全体の血圧が上がっているに他ならない。同氏はフタル酸を含む有害な環境化学物質はその気になれば使用を禁止することができるとし、法規制に向け手遅れになる前に行動すべきと警鐘を鳴らす。

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