自己中な人は進化の過程で消え行く運命にあると判明:米大学研究

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flickr_Ed-Yourdon

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物語でも自己中心的で横暴な人は一時はやりたい放題できるが、最後は正義に打ち負かされるパターンが多いように思う。最新の研究で、実際に進化の過程で独りよがりな自己中人間は、古今東西同じ目的に向け一致団結した人々の前では歯が立たず、結局消え行く運命にあることがわかった。

微生物学及び分子遺伝学が専門の米ミシガン州立大学Christoph Adami教授は、何十万もの勝負パターンを高性能コンピューターで分析したところ、無私無欲な人は自己中心的な人に比べて圧倒的に勝率が高いと判明した。同教授いわく、短い時間であれば自己中心的で意地悪なやり方が有利となることもあるが、結果的には必ず打ち負かされてしまうとか。

また囚人のジレンマを問われる場面で、一緒に捕まった仲間を裏切れば自分が得をするという状況下に於いても、最終的には囚人同士互いに協力し合うのがもっとも賢いやり方であるという。自己中が功を奏するのは相手のことをよく理解しており、その弱点を承知している場合に限る。たとえ自分のことしか考えず勝ち続けても最後には他人と協力し合う必要に迫られ、独りよがりに戦っても勝てないそうだ。

尚同論文は学術誌Nature Communications誌に掲載されている。

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