欧州限定?!この100年で男性の身長は11cmも伸びていたとの調査結果

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flickr_Tobyotter

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最初にお断りしておくが、日本人男性の背が伸びているのかどうかは不明である。しかしヨーロッパの男性たちはこの100年で平均身長が11cmも伸びていることがわかった。英エセックス大学経済学部のTimothy J. Hatton教授の調べでは1870年~1980年の間、特に第1次及び第2次世界大戦の時代と、世界大恐慌の時代にヨーロッパの男たちは急速に大きくなったとみられる。

1870年代~1980年にかけての、欧州15カ国の成人男性(平均年齢21歳)のデータを検証した結果だそうだ。具体的にはイギリス、アイルランド、北欧諸国、オランダ、オーストリア、ベルギー、ドイツの男性諸君の背がグンと伸びていたとか。ではなぜヨーロッパの男性たちは軒並み背が伸びたのか?同氏いわく人々の身長が伸びるというのは、すなわち人々の健康状態が良くなったことを意味し、公害病が改善されると幼児死亡率の低下と併せ人々の身長が伸びるという。

ちなみに1870年代初めの幼児死亡率は1,000人に178人の割合だったが、1910年代初めには1,000人中120人、1950年代前半には1,000人中41人、1976年~1980年には14人と激減している。この時代の幼児死亡率の急速な低下と成人男性の身長の伸びは、出産数の減少傾向が原因とも考えられ、家族の人数が減ったことが関係しているという。その他一人当たりの収入の増加や公衆衛生の改善、ヘルスケア、教育、社会福祉の充実も要因だろうと、Oxford Economic Papers.誌に掲載されている同教授の論文では結論付けられている。

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