【親必読】10代の子どもを叱るとき怒鳴り散らすと逆効果、子どものうつや問題行動を招く可能性:米大学調査

Text by

  • 16
Shutterstock

Shutterstock

親なら誰でも子どもを怒鳴りつけたい衝動にかられるときがあるだろう。しかし特に10代前半の子どもは怒鳴ったところで逆効果甚だしく、うつ病になったり問題行動が増える可能性があるという。米ピッツバーグ大学とミシガン大学が共同で行った調査によると、口汚い言葉や屈辱的な言葉を叫んだり怒鳴ったりというしつけは、子どもに想像以上の精神的な苦痛や不安感を与えることがわかった。

「10代の子どもにとって、たとえ普段は仲の良い親子であっても、親から辛辣な言葉で大声で罵られるのは相当衝撃的であると胆に銘じておくべき」と釘をさすのは、ピッツバーグ大心理学部のMing-Te Wang准教授だ。准教授率いるチームは、米国内に住む両親の揃った976組の家族を対象に調査を実施。家族のメンタルヘルスや子育て方針、親子関係を2年間かけて調査した。ほとんどがいわゆる中流階級の家庭だというが、多くの親が子どもが10代になる頃から、悪いことをしたときは体罰ではなく口で叱るように方針転換したと明かした。

“90%の親が1度ならずとも子どもを口汚い言葉で罵ったことがある”との調査結果が過去にあるが、今回新たに、思春期に親から辛辣な言葉で罵倒されたことのある子どもは、そのように叱られたことのない子どもに比べ、13、14歳になる頃落ち込んだり、うつ傾向になる可能性が高いと判明した。併せて学校で悪さをしたり、親に嘘をついたり、盗みやけんかなどの問題行動を起こす確率もアップするという。

大声で罵倒する親を見て「親は僕(私)のことを思って叱ってくれているんだ」なんて思う子どもはいない。それどころか「抑制はきかなくなるし、怒りっぽくなり、すぐ興奮して、けんかっ早い子になるだけ」と同准教授は一喝。頭ごなしに大声で叱りつけるのではなく、子どもの悩みや行動の原因について親子で話し合うべきとしている。怒りが瞬間湯沸かし器並みの筆者は目下猛省中である。

尚くだんの調査結果は『The Journal Child Development.』誌に掲載されている。

Posted: |Updated:

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking