『医学の進歩は関係なし』 女性は35歳になる前に出産すべきと英医師が改めて警告

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医学の進歩で今や40歳過ぎての出産も珍しくなくなった。しかし不妊治療の専門家に言わせれば、やはり女性は35歳までには出産するべきというのが本音だという。「この際仕事は家族計画を遅らせる理由にはならない」と厳しい選択を迫るのは、英ニューキャッスル大学のメアリー・ハーバート教授。

今や英国でも女性の半数が30歳を過ぎて出産しており、30代後半での出産もかつての3倍と珍しくもなくなった。それどころか40代、50代での出産も報告され、そのタイムリミットは延びたかに思われ、これから出産を控える女性の間である種の安心感が広がっている。「でも忘れないで!40代、50代で子どもを産めたと喜ぶ人がいる一方で、多くの女性たちが夢かなわず涙をのんでいることを」と同教授は喝を入れ、女性の出産のタイムリミットが35歳であることは昔も今も変わらないと釘をさす。

体外受精での妊娠・出産成功率も35歳を越えるとガクンと落ち、子どもが未熟児で産まれたり早産のリスクも高まる。死産の確率も倍になるし、卵子の老化が原因とされるダウン症の子どもが生まれる可能性も高い。加えて両親の年齢が上がれば子どもが関節炎やうつ病、心臓病、癌などを発症するリスクが高まるとも。「今さら真新しい情報でもないが、これらの事実を知らない女性、また知っていても無視している女性が多過ぎる」とニューキャッスル不妊治療センター、ジェーン・スチュアート医師も警告している。

不妊治療でも未だ加齢による成功率の低下は免れない。“まずは仕事を軌道に乗せてから”“家を持ち子どもを育てる環境を整えてから”という気持ちはわかるが、“妊娠・出産には期限があること”を忘れないでほしいと、英国の医師らは改めて警鐘を鳴らしている。

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