ビタミンDとの相乗効果 ぶどうやブルーベリーに含まれる成分が免疫力を高めるとの研究結果

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flickr_Parker-Knight

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ぶどうやブルーベリーの健康効果がまた一つ明らかになった。これらに含まれる446の成分について、免疫システムを高めるべく働きかけを行っているのかどうか分析した結果、特に赤ぶどうに含まれるレスベラトロルと、ブルーベリーに含まれるプテロスチルベンは群を抜いてその効果が高いことを、米オレゴン州立大学College of ScienceのAdrian Gombart准教授が突き止めた。

スチルベノイドと呼ばれるこれらの物質は、ビタミンDとの相乗効果で、免疫システムと関わりの深いカテリシジン抗菌ペプチドやCAMP遺伝子の発現を促す作用があると判明した。但し今回は研究室で細胞培養を行いその効果を実証したため、現段階では実際にぶどうやブルーベリーを摂取したからといって、必ずしも同じような効果が期待できるとは限らないそうだ。同准教授は「何百もの成分で実験を行ったが、上記の2つの成分の傑出ぶりには目を見張った」と話す。特にビタミンDとの相乗効果で、CAMP遺伝子が発現する様は際立ち非常に興味深かったという。

レスベラトロル(ぶどう、ブルーベリー、クランベリーなどのベリー類やワインなどに含まれる抗がん性物質)がもたらす健康効果については、心臓血管の健康を守ることから抗がん作用や抗炎症作用まで、あまたの実験・調査結果が報告されている。しかし、ビタミンDがもたらすシナジー効果で、CAMP遺伝子が発現する様子が何度も確認されたのは今回が初めてだとか。

CAMP遺伝子は生まれながらの免疫システムや身体の第一の防衛線に於いて、また細菌感染に対抗する際重要な役割を果たしている。更なる調査、研究が必要としながらも、スチルベノイドはビタミンDと一緒に摂取した方が単独で摂取するよりも効果があるのは間違いないという。ちなみにビタミンDは魚に豊富に含まれている。

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