地球の寿命はあと17億5千万年との研究結果

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flickr_Dreaming-in-the-deep-south

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日々恵まれた環境で暮らしていると、このままいついつまでも生きていけそ~なんて、能天気な妄想にかられることがある。が、人類が地球上でのほほんと生きていけるのは、泣いても笑っても長くてあと32億5千万年、最短では17億5千万年しか残されていないという。

英イースト・アングリア大学で惑星に於ける居住性を研究している、Andrew Rushby氏がはじき出した答えが前述のとおり。但しこれよりも前に何らかの天文学的な現象により、地球の寿命が更に縮まる可能性もあるという。地球に定められた命がある理由は、今から17億5千万年~32億5千万年の間に、地球は太陽系の居住可能地帯を外れホットゾーンに突入するため。ホットゾーンに入るとにわかに暑くなり、我々非力な人間にはどうすることもできないという。

そもそもゴルディロックス・ゾーンと呼ばれる宇宙に於ける居住可能地帯では、恒星との適度な距離間が保たれ、暑過ぎもせず寒過ぎもせず、星は生命維持に不可欠な水をたたえていられる。同氏らは生命の起源をもとに、今後どれ位地球が生命を維持できるのか予測を試みた。地球に初めて単細胞生物が誕生したのが今から40億年前。4億年前に昆虫が誕生し、3億年前に恐竜が、1億3千万年前に顕花植物が登場した。

解剖学に見た現生人類が登場したのはわずか20万年前に過ぎず、知的生命体の進化には途方もない歳月が費やされたことはいわずもがな。同氏らは地球で起きた進化モデルを最近居住可能地帯に入ったとされる火星など、8つの惑星にあてはめて計算し『Astrobiology.』誌掲載の論文で紹介している。

彼らの計算によると、地球が居住可能地帯にいられる期間は77億9千万年。現在地球は45億才であるから、残りの寿命は最初にご紹介したとおりとなる。長いと感じるか短いと感じるかは人それぞれだろうが、寿命が与えられているのは我々人間だけではない。ネット民からは「地球は既に人間が住めるような状態ではない」との意見もあるが、少なくとも限りある命をまっとう中の母なる地球を自滅させるようなことだけはあってはならない。改めて環境問題には襟を正して取り組む必要性を痛感する。

ちなみに地球以外の惑星が居住可能地帯にいられる期間は10億年~547億2千万年だそうだ。

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