結婚はがん患者を救う 既婚者の方ががんを宣告された後長生きできるとの米調査結果

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flickr_evanforester

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妻や夫への愚痴をこぼしている皆さん、想像したくはないががんになったとき、結婚していて良かった~と心から感謝する日が来るかもしれない。米ハーバード放射線腫瘍学ブログラムにて、チーフレジデントを務めるAyal Aizer医師によれば、がんであることを宣告された後、未婚者よりも既婚者の方が長生きすることがわかったという。

同医師いわく、配偶者による社会的なサポートはがん患者の生存期間を飛躍的に伸ばす効果があり、その事実に研究者一同驚いたという。2004年~08年にがんと診断された患者73万4,889人を調査した結果、年齢や性別、民族、住環境、教育、平均収入などの人口統計学的要因を考え併せても、未亡人を含めた未婚者は既婚者に比べ、がんが転移する確率が17%高く、適切な治療を受ける確率は53%も減ることがわかった。

「結婚するよう薦めるわけではないが、家族が度々面会に訪れ患者と共に過ごし、患者へのアドバイスや治療のすべてを理解しサポートしてくれる力は大きい」というのが同医師の見解だ。「配偶者でなくても構わない。友達でも恋人でも愛する人がそばで支えになって、患者さんに診察や治療に通うよう促せば、その効果には大きな違いが生まれる」と、共同研究者の米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院のPaul Nguyen医師も念を押す。

ただ、普段好き勝手やっていて苦しいときは支えになれ!といっても奥さんやご主人は承知しないだろう。いざというとき支えになってもらえるよう、日頃からの家族への心遣いが大事なのは言うまでもない。尚今回の調査結果は『Journal of Clinical Oncology.』誌に掲載されている。

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