読書がもたらす6つの健康効果

Text by

  • 6
flickr_Simon-Cocks

flickr_Simon-Cocks

いよいよ読書の秋が到来し、秋の夜長を本を読みながら過ごしている方も多いだろう。最近では電車の中でのひまつぶしも誰もかれもスマホで、文庫本を読んでいる人を見かける機会は減った。それでも読書は捨てたモンじゃない!!先日も文学作品を読むと他人の表情や心情をくみやすくなるとお伝えしたが、他に読書がもたらす健康効果についてその科学的根拠と共にご紹介しよう。

1.読書をするとリラックスできる

英サセックス大学デイビッド・ルイス博士が2009年に行った調査で、音楽鑑賞やコーヒーや紅茶、散歩などのリラックス法を押しのけ、読書がもっとも効果的なストレス発散法に選ばれた。ページをめくり始めてわずか6分で、被験者たちの心拍は落ち着き筋緊張もほぐれたという。

2.読書は脳をシャープに保つ

平均年齢89歳で亡くなった294人の被験者の脳を調べたところ、若い頃や年をとってから読書などで頭を使っていた人ほど、記憶力の低下が抑えられていたことが判明。「特に高齢になってからの読書は精神的退化を32%遅らせ、逆に頭を全然使っていないと精神的退化が48%加速する」と米ラッシュ大学ロバート・ウィルソン博士は述べている。

3.アルツハイマー病を予防する

ロバート・P・フリードランド博士が2001年に実施した調査で、読書やパズルなど日頃から頭を使った趣味を持つ人はアルツハイマー病にかかるリスクが低いと判明した。

4.読書をするとよく眠れる

心を落ち着け、自然に目が閉じるように寝る前に読書を薦める専門家は多い。デジタル機器は体に「起きろ」と命じてしまうので、寝る前はパソコンやスマホではなく読書がお薦め。

5.良書にハマると共感力が高まる

今年1月オランダの研究者が、学術誌『PLOS ONE.』にフィクションの物語にどっぷりハマると共感力が高まるとの論文を発表している。また実験により、1週間コナン・ドイルやジョゼ・サラマーゴを夢中で読んだという被験者は、物事により深く感情移入できるようになったとも。

6.自己啓発本はうつ病予防になる

自己啓発本は本当に読者の助けになることが、英グラスゴー大学クリストファー・ウィリアムズ女史の調べで明らかに。自己啓発本を読んだ患者の方が、抗うつ剤治療を受けた人よりも症状が改善したとの調査結果はイロリオでも以前ご紹介している。また英マンチェスター大学の調べでも、深刻なうつ病患者ほど自己啓発本などの効果が期待できる旨を明らかにしている。

「毎晩数分のニンテンドー3DSで気持ちよく爆睡できる」とのツワモノもいるが、「タブレットは高いし…」とアナログ派も依然根強い。いずこも同じで「本のあの匂いがたまらない」とのにおいフェチも多数。今後も紙ベースの書籍の受難は続くだろうが、決してなくならないだろうとの期待?願い?も強まる一方だ。

Posted: |Updated:

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking