道に迷わない人と方向音痴の人では脳の構造が違う:蘭大学研究

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旅先でも日常の生活でも、一回でバッチリ道を覚えられる人がいる一方で、いつまで経っても地図やGPSが手放せない人もいる。地図を見たって目的地にたどり着けない超方向音痴の筆者にとっては、方向感覚も一種の才能、天賦の才としか思えず羨ましくて仕方がない。蘭ナイメーヘン・ラットバウト大学のJoost Wegman氏によれば「方向感覚に優れた人は脳が違う」というから、「なるほど、やっぱりね~」と納得しきりである。

方向感覚の優れた人は、道すがら関係する目印を自然に記憶しているという。それに引き換え方向音痴は、ただ進行方向や道しか目に入っていないそうだ。それに加えて脳に構造上の違いがあるというのだが。同氏いわく身体上の違いはわずかながら、多くのデータが事の重大性(実践的な差の大きさ)を示しているそうだ。

両者の違いは海馬にある。方向感覚が優れている人は、情報処理を行ういわゆる灰白質の部分が広く、一方方向音痴の人は、脳の断面を見たときに灰白質をつなぐように存在する白質が広い。脳内の尾状核と呼ばれる部分で両者には上記のような違いがあり、この場所では「レコード店を右に曲がった」などの自分を含めた空間的な情報を記憶している。同氏らのチームは同大学のリサーチグループ、 Neural Correlates of Spatial Memory at the Donders Institute for Brain, Cognition and Behaviorが集めたデータや研究結果を検証した。

「我々は被験者に対し広範囲に及ぶ質問を投げかけた」とする同氏らの見解は、方向感覚に優れている人は、質問に対する答えからも、前述のとおり空間的能力に優れていると考えざるを得ないとのこと。またこれらの答えと脳スキャンの結果を併せても上記のような結論が導き出されたという。自分の脳内が容易に想像できる筆者である…。

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