【知ってた】人は体臭がキツイ人には同情し親切で協力を惜しまないと判明:ベルギー大学調査

2013年12月24日 14時00分

2013年12月24日 14時00分

flickr_gotosira
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幸い今は寒いので他人の体臭を気にせずに過ごせるが、これが春になり、季節が更に進んで夏になると、なるべく体臭のキツ~イ人から離れていたいと思うもの。しかし意外なことに、心理学の専門家に言わせると体臭は人々の憐れみを呼び、その弱さを思い起こさせ、周囲の人を放っておけない気持ちにさせるという。

にわかには信じがたいが、体臭がきついと周囲から“気の毒に…”と思われて、思わぬ協力を取り付けることも可能!と、嬉しいのか嬉しくないのかわからない効果も期待できるそうだ。体臭のキツさも捨てたもんじゃないとするのは、ベルギーのルーヴェン・カトリック大学Jeroen Camps氏らのチームで、匂いは日常のどこにでもあるもので、特に職場での香水や香りの使い方はとても重要とのこと。

不快な臭いはネガティブな感情を喚起するとされるが、今回の調査では、体臭のキツさは周囲に憐れみの感情を抱かせ、向社会的な行動を促すと判明したという。キツイ臭いにはわきの下の汗の臭いや湿った足の臭い、口臭の臭さ、その他の悪臭が含まれるそうで、今にも鼻が曲がりそうである。

同氏らはまず最初に36人の被験者を2つのグループに分け、半数の人には人の汗やビール、その他の悪臭をスプレーしたTシャツの臭いを嗅いでもらい、残る半数にはそこまで強烈ではないTシャツの臭いを嗅いでもらった。ちなみにいずれのシャツも形や色は同じで、被験者には職場の誰かさんを想像しながら臭いを嗅いでもらったそうだ。その後被験者の他人に対する感情を測ったところ、中間の臭いを嗅いだ人よりも、悪臭を嗅いだ人の方が他人への憐れみの情が強いことがわかった。

2つ目の実験は62人の被験者に対し、悪臭を放つ人と一緒に、または中間の臭いを放つと一緒に迷路を完成させるよう依頼。次に場を移し11のクレジットを自分で受け取るか、前室で一緒だった他人に譲るか、その配分を決めてもらった。その結果、最初に臭いのきつい人と一緒にいた人の方が、そうでない人に比べて、前室にいた人に対する寄付の額が多かったという。続く42人の被験者を要する第3の実験でも、人は体臭のきつい人に対してより親切であることが判明し、これらの結果を受け「体臭のきつい人は人々の同情を買い、手を差し伸べずにはいられない気持ちにさせる」と同氏らは結論付けている。

但し“同情を集める=好かれているわけではない”ことを肝に銘じ、一社会人として今後も臭いには気を付けたいと個人的には思っている。

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