お笑い芸人は精神的に異常ともいえる性格故に面白い⁈との英大学調査結果

Text by

  • 2
123RF

123RF

お笑い芸人がなぜあんなに面白いのか、その理由が明らかになった。芸人ご本人やそのファンにはいささかショッキングかもしれないが、彼らの面白さの背景には、精神的に異常な人と同じような人格的特徴があると、最新の研究で明らかになった。

「お笑い芸人が持つ独創性は、通常芸術や科学の分野などでクリエイティブと称される人々の性格特性と同様に、怒りっぽさや社会的内向性、水平思考(既成概念にとらわれない考え)が健康的なレベルで“猟奇的”」と話すのは、英オックスフォード大学のGordon Claridge教授である。同教授は英Berkshire Healthcare NHS Foundation Trustと共同で、523人の健康な芸人を対象に調査を行った。

うち404人は男性、119人は女性のコメディアンで、それぞれ英米豪のお笑いクラブや事務所、連盟に所属している人たちだ。対照群として364人の俳優、更に831人のクリエイティブな仕事に就いていない人と比較した。調査はオンラインで行われ、被験者各自に精神異常のレベルを問う形で実施された。異常な体験(テレパシーや超常現象)、認知的無秩序(散漫性及び集中力の欠如)、内向的無快感症(社交性や肉体的快楽の欠如、愛情行為の回避)、衝動的不適合(衝動的、反社会的な行動傾向)など主に4つのカテゴリーに関する質問が用意された。

その結果、他の人々に比べてお笑い芸人には顕著に精神的に異常な特徴があらわれたという。そして「そのような特質こそが、人を楽しませることを生業とするコメディアンを生む所以である」というのが同教授らの持論である。ユーモアを生み出すのに必要な創造的な要素は、精神病の人々の認知スタイルの特徴に非常によく似ているとか。

ちなみにここで言う“精神病”とは統合失調症や双極性障害を指すという。統合失調症などの精神病そのものはユーモアを生み出すには害となるが、それが軽い場合は一種の才能として開花し、奇妙で変わった物事のとらえ方を可能にし、独創的な考え方を促すそうだ。また同様に双極性障害によくある躁病的な考えは、時として斬新で独創的、且つユーモアあふれるアイデアを生む要因になるという。

ものすごく平たく言ってしまうと「天才は変わっている」とよく言われる。特に芸術の分野などで顕著だと思われているが、“人を笑わせる”という才能も例外ではないのだろうか⁈

Posted: |Updated:

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking