「日の光を浴びると血圧が下がる」との英大学調査結果

Text by

  • 2
123RF

123RF

春はまだちょっと先だが、日の光が暖かく感じられる季節になったら、太陽の下でのんびり過ごすというのはいかがだろう?「紫外線はちょっと…」という気持ちもわかるが、特に血圧が高めの方にはお奨めだ。というのも最近の研究で日光には血圧を下げ、心臓病や脳卒中のリスクを下げる効果があると判明した。

英サウサンプトン大学及びエジンバラ大学では24人の健康な被験者を対象に調査を実施、被験者には2度にわたり日焼けマシンに入ってもらい、紫外線A(UVA)のライトを20分間浴びてもらった。1度はUVAと熱の双方を、2度目はライトの熱だけを浴びてもらったそうだ。

その結果日光は肌と血中の一酸化窒素値に影響することがわかり、一酸化窒素値が変化するとそれに含まれる分解産物により血圧が下がるという。サウサンプトン大学のMartin Feelisch教授らは、日の光を浴びると肌にあった一酸化窒素が循環器へと流れ出し、血管の拡張と相俟って血圧が下がるとみている。共同研究者であるエジンバラ大学のRichard Weller博士は「見落とされがちではあるが、肌の一酸化窒素値は心臓血管の健康にとって重要」と付け加えている。

今後は慢性的な状況での効果を確かめたいとし、加えてより効果的な循環を目指し、肌に最大限一酸化窒素を溜めておくための栄養学的戦略を確立したいとしている。但し過度に太陽光を浴びると皮膚がんの原因にもなるため、日焼け止めを繰り返し使用するよう注意を促している。

Posted: |Updated:

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking