カフェイン関連障害って知ってる⁈「カフェインは世界で最も普通に使用されているドラッグ」と米専門家が警告

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多くの人がドラッグにハマるのを良しとしない一方で、そんな人でも知らず知らずのうちにカフェインにハマっているケースが増えていると、警鐘を鳴らす人物がいる。アメリカン大学心理学教授、ローラ・ジュリアーノ女史もその1人。「多くの人がカフェインに依存しており、急性の禁断症状のためその摂取を断つことができずにいる」というのだが…。

私たちの体は思いもよらぬところでカフェインの影響を受けており、妊娠や心臓の状態、出血性の疾患などもカフェインに左右されることがあるとか。“カフェイン関連障害”(Caffeine Use Disorder)をご存じだろうか?同教授をはじめ「カフェインは世界で最も使用されているドラッグである」との見解を示す専門家も多い。コーヒーに紅茶に、お茶にコーラと、日常生活にありふれたカフェインだが、ときに治療が必要な場合もあるというから注意が必要だ。

「カフェインの悪影響が看過されがちなのは、それが暮らしの中であまりにも当たり前に存在し、ごく普通に摂取されているドラッグだから」と同教授。簡単に摂取できるドラッグ(カフェイン)のせいで、知らず知らずのうちに依存状態に陥り、気が付くと日常生活に支障が出たり、やめられなくなるなど危険信号が灯っているという。

専門家の間でも「カフェインを断つことはさほど難しくない」とする人もいるそうだが、複数の調査で「日常的にカフェインを摂取している人の50%以上が、摂取をやめるまたは量を減らすのは困難だと思っている」との報告が上がっている。

ジュリアーノ教授いわく、健康な成人の1日のカフェイン摂取量の目安は400mgまで。これはコーヒー2,3杯程度に相当する。妊娠している女性の場合1日200mg以下に抑えるべきで、この他不安神経症や不眠症の人、高血圧の人、心臓や尿失禁に不安のある人もカフェインの摂取を控えるべきだという。但し普段その摂取量を全然気にしていない人にとっては、この量を守るのは想像以上に難しいとのこと。これが「世界で最も使われているドラッグ」と呼ばれる所以だろう。

ちなみにスタバに寄るのを日課にしているようではダメで、たまの楽しみくらいにしておくべきとか。でもこれはカフェイン好きには到底無理な相談らしく、「カフェイン断って2か月経つけど、未だ眠れないし何にも良くならない!」「コーヒーを断つくらいならセックスをやめる」「やめたら頭が痛くなった」「だったら紅茶の国の民は何百年も依存症ってわけ⁈」と皆コーヒーや紅茶を断つ気はさらさらないらしい。

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