【米国】黄色い服や印刷物は危険⁈黄色染料に含まれる化学物質に健康被害への懸念広がる

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flickr_Blyzz

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黄色が好き!という方には気の毒だが、洋服などを選ぶ際は黄色の物には注意が必要だと、米ラトガース大学の調べで明らかになった。あくまでも米国での調査だが、黄色染料は健康被害を招く危険性があるという。

同大学Lisa Rodenburg准教授のチームは、塗料から衣料まで一般的な家財道具を調査した。黄色の衣服16種類に加え、地図やはがき、新聞、雑誌広告など黄色のインクを使った印刷物を28種類、紙サンプル18種類、すべて米国産の物を対象としている。16種類の衣類及び28種類の印刷物の全てからPCB 11が検出された上、18種の紙サンプルのうち15に同じくPCB 11が含まれていた。

准教授は「PCBは深刻な健康被害の原因とされるもので、ある特定の種類のPCBが人体に有害であることを示す証拠も揃っている」として、更なる調査の必要性を主張し、引き続きPCB 11の危険性について調べるつもりだという。過去の研究にはPCBが出生異常や炎症、がん、にきび、子どもの発達障害に関係していることを示すものもあるそうだ。

危険性が高いとされるPCB 11が検出されたからには前途多難で、くだんの化学物質を排除しないことには、たとえ該当する製品を購入しなくても、空気や水により私たちは汚染され続けるという。准教授も「PCBは印刷物から空気中へと放出され、私たちは嫌でも吸い込んでいる」と警告。ここまで言われるとすっかり黄色恐怖症になってしまいそうだが、「PCB 11は必ずしもすべての印刷物の黄色に含まれているわけではない」とのこと。黄色を見たら即警戒!ということではないらしい。

准教授も私たちを脅かしたいわけではなく、何が起きているか知ってもらい、法律改正のために働きかけたいというのが本音のようだ。

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