1日30分の“スーパーマリオ”で方向音痴が治る?独研究

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flickr_xmoltarx

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進行方向に合わせて手元で地図をグルグルやっているのは、俄然女性が多い。

しかしそんな地図に弱い女性でも、1日30分テレビゲームをやるだけで脳のナビゲーション機能が鍛られ、見事”地図が読める女”になれるという。

そもそも日常的にゲームをやっている人は、周囲の心象地図を思い描く能力に長けているとか。過去の研究でも、ゲーマーは脳の灰白質が大きいとされ、そのためくだんの能力に秀でているのではないかとも言われている。

1日30分のゲームで脳のナビ機能がアップ

今回、独Max Planck Institute for Human DevelopmentのSimone Kühn博士は、ほとんどゲームは初心者という多くの女性を集め実験を行った。

被験者の半数は、強力なナビ能力が求められる『スーパーマリオ64』を、2か月間毎日30分プレーした。残りの半数は何のゲームもしていない。

ゲームを毎日やっていた被験者の脳内をスキャンしたところ、地図の判読や記憶を司る灰白質の部分が大きくなり、ナビゲーション能力を測るテストでも、心象地図を描くのが上手になっていたという。

博士はこれはゲームにより空間的な方向感覚が鍛えられたためと分析している。

訓練次第で脳は成長する

過去にロンドンのタクシードライバーでも、長年続けている運転手ほど、脳の記憶の中心部が成長しているとの調査結果もあり、今回の実験と併せると、トレーニング次第で脳は成長する可能性が考えられる。

認知症の初期症状として、方向感覚がわからなくなるそうだが、博士は今後もゲームで脳の退化を防げないかどうか研究を続けていくという。

もっともどんなゲームでも良いのかなどを含め、依然謎が多いことをお断りしておく。

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