おデブに「病気」は禁句。「肥満は病気」と言われた途端ダイエットを諦めてしまうらしい

Text by

  • 3
shutterstock

shutterstock

同じ「肥満」でも「太り過ぎ」と言われるか、「それは病気」と言われるかで人々の反応は全く違うらしい。

「肥満は病気」と認められれば、その病気を治そうとするのか⁈

肥満の人に「肥満は病気である」と告げると、「“病気だったら仕方ない”と開き直り、ダイエットはおろか、危険な暴飲暴食に走る傾向すらある」と警告するのは、米リッチモンド大学の心理学者クリスタル・ホイト氏ら。 

米国医師会は昨年6月より、「肥満」を正式な病気として認めている。「肥満は病気である」と認識することで、患者に深刻さを理解してもらい、生活習慣を見直してもらおう!というのが当初の目的だったはず。

医師会の意図はきちんと伝わっているのか?また目論見どおりの結果を生んでいるのか、同氏らは調査を行った。

肥満の人は「肥満は病気」だと知った途端暴飲暴食に走る

調査では700人以上の被験者に、「健康と体重」に関する以下3種類のいずれかの論文を読んでもらった上で、質問に答えてもらった。

  • 「肥満は病気である」と明記してある論文
  • 健康と体重を公的基準に照らし合わせた論文
  • 「肥満は病気ではない」と明記してある論文

またWHOが定めるBMI値の基準に則り、被験者を「平均体重」または「肥満」の2つに分けた。

すると肥満の人にとって、健康やダイエット、体重に対する考えに多大な影響を与えるメッセージが明らかになったが、それが「肥満は病気である」という文言だったわけ。

他の2つの論文を読んだ人に比べて、彼らはダイエットや体重のことを気にしなくなり、出されたサンドイッチも高カロリーの物を選ぶ傾向にあったそうだ。

しかし、同氏らによれば「肥満を病気と認めることで、引け目を感じることなく問題解決に臨める面もある」として、医師会の決定に異を唱えるつもりはないという。

Posted: |Updated:

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking