赤ワインやチョコレートに健康効果は“ない”:米大学調査

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ワインやチョコレートがもたらす健康効果については、イロリオでも度々お伝えしてきたが、最新の研究でこれらが過大評価だった可能性が出てきたという。

レスベラトロルの健康効果、確認できず

そもそもワインやチョコレートに含まれる抗がん性物質、レスベラトロルが体内の炎症を抑えるとして、その健康効果が注目されてきたわけだが、今回米ジョンズ・ホプキンス大学医学部のRichard Semba教授らは「赤ワインは健康には影響しない」と述べている。

調査はイタリアに住む783人の高齢者を対象に行われ、被験者には日々の食生活と、レスベラトロルの値を測るため尿検査を実施した。9年に及ぶ調査期間中、268人の男女が死亡、174人が心臓病、34人が進行がんと診断された。

教授らはレスベラトロルの値と死亡率、また心臓病やがんの発症率との関係を探ったが、いずれも関連性は確認できなかった

健康なのは他の物質か、他の食品のおかげ

教授いわく「じっくり時間をかけてその効果を実証する間もなく、レスベラトロルの健康効果に関する“うわさ”が勝手にひとり歩きしたとみられる」とか。

もし「ワインやダークチョコレート、ベリー類を食べて健康になった」と言うのなら、その人の食生活における他の栄養素との食べ合わせのおかげだろう、とも。

何をどれだけ摂取すれば健康になれるのか、今回の調査では判断できないという。

ちなみに今回その健康効果が否定されたのは、あくまでもレスベラトロルという物質だけ。教授も断っているが、ワインなどに豊富なポリフェノールやその他の物質の効果まで否定されたわけではない

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