睡眠時無呼吸症候群で聴覚障害のリスク増す:米調査

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睡眠時無呼吸症候群は体に様々な悪影響を及ぼすというが、どうやら耳にも悪いらしい。

「睡眠時無呼吸症候群は血管障害や炎症を伴う慢性疾患である」と話すのは、米Montefiore Medical CenterのNeomi Shah博士である。

聴覚障害との関連性

博士らはHispanic Community Health Studyの14,000人分のデータ(うち53%が女性、平均年齢41歳)を検証した。データには普段の睡眠に関する調査と聴力検査の結果が含まれる。

すると被験者の10%に睡眠時無呼吸症候群の症状が見られ、30%に何らかの聴覚障害が認められた。

性別や年齢、健康状態、騒音にさらされているレベル、難聴、いびきなどの要素を考慮すると、聴覚障害のある人はBMIの高い、キューバ人やプエルトリコ人の血を引く人が多いという結果に。

一方、普段からいびきをかいている人や、睡眠時無呼吸症候群と診断されている人も多かった。

様々な聴覚障害でリスクがアップ

睡眠時無呼吸症候群の観点から更に分析を加えると以下のような結果に。

  • 睡眠時無呼吸症候群の人は高周波の聴覚障害リスクが31%アップ
  • 低周波の聴覚障害リスクは90%アップ
  • 高周波、低周波共に聴覚障害に陥るリスクは38%アップ

共同研究者である、米Albany Medical Center のAmit Chopra医学博士は、更なる調査研究が必要としながらも、「睡眠時無呼吸症候群により内耳の蝸牛への血管供給が影響を受け、炎症や血管リモデリングが起きる、もしくはいびきによる騒音外傷が原因ではないか」と述べている。

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