1歳までにほこりや菌にさらされた子どもはアレルギーや喘息になりにくい

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flickr_BenedictFrancis

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子どものアレルギーや喘息予防にと、家中をピッカピカにされている方も多いだろう。しかし逆に、ほこりだらけの家や動物の持つ菌にさらされた子どもの方が健康になれるらしい。

「1歳前まで」がポイント

米Johns Hopkins Children’s Centerのロバート・ウッド博士らによれば、タイミングが重要で、これらの菌やほこりにさらされるなら“1歳前までに”というのがポイント。

博士らは都会に住む467人の赤ちゃんを対象に調査を実施。赤ちゃんが暮らす家庭のほこりや菌を採取し分析した上、子どもたちの健康状態を3年間追跡調査した。

その結果、1歳までにこれらの菌(ネズミや猫のふけ、ゴキブリのフンなど)にさらされた子どもは、3歳の時点でアレルギーや喘鳴、喘息を発症するリスクが格段に低かった。

未完成の免疫システムに組み込まれるため

これまでも「農場で育った子どもにアレルギーや喘息が少ないこと」が知られており、これは農地に含まれる微生物に日常的にさらされているためと考えられる。

一方都会に住む子どもは、「ゴキブリやネズミなどのアレルゲンや汚染物質により喘息のリスクが高い」と言われている。

今回の調査でも同様に、これらのアレルゲンがすべてのアレルギー及び喘息のリスクアップの原因であることが明らかになる一方、1歳の誕生日を迎える前であれば、逆に保護効果が認められるという興味深い結果に。

1歳を過ぎてからの保護効果は期待できず、あくまでも免疫システムが完成する1歳前であれば、不潔が功を奏するそうだ。

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