「日焼け止めを塗っても皮膚がんは“防げない”」と英研究で明らかに

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flickr_Oliver Allen

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日焼け止めが欠かせない季節となったが、その効果・威力には限界があるようだ。

一時的な日焼けを防ぐのみ

というのも、一時的に日焼けを防ぐ効果はもちろんあるが、人々が紫外線を気にする最たる理由の1つである「皮膚がんを予防する」とまではいかないという。

紫外線のせいで皮膚は長期に及ぶダメージを被るわけだが、日焼け止めではこのダメージまでは防げない。

そのため「長時間日光を浴びる人は、日焼け止めに頼らず肌をカバーするなどすべき」と警告するのは、英Institute of Cancer Researchのジュリー・シャープ博士。

また「日焼け止めさえ塗れば、何時間でも日光浴ができると思うのは大きな間違い」とも。 

紫外線から肌を守る細胞のDNAが損傷

英マンチェスター大学のリチャード・マレ教授らとの共同研究により、最も強力なSPF50の日焼け止めでも、紫外線が肌の色素細胞のDNAにダメージを与えるのを防ぐことはできないとわかった。

紫外線から肌を守る細胞のDNAが傷つくと、肌は更に弱くなり紫外線のダメージを受けやすくなって、やがてがん化する恐れがある。

マレ教授は「日焼け止めは紫外線によるがん化を遅らせることはできる」として、引き続き日焼け止めをきちんと塗った上で、帽子を被ったり、上着を着たり、日陰で過ごすなど日の光を浴びないよう注意を促している。 

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