キスをすると食欲が抑制できる?恋愛ホルモン「オキシトシン」にダイエット効果アリとの調査結果

Text by

  • 1
123RF

123RF

恋愛ホルモンと言われ、高い癒し効果があることでも知られる「オキシトシン」。酔い覚まし体の若返りなど意外な効果があることは以前もお伝えしたが、新たにダイエットにも一役買ってくれる可能性が出てきた。

米ハーバード・メディカル・スクールのエリザベス・ローソン准教授らによると、鼻腔投与製剤でオキシトシンを投与された男性被験者は、摂取カロリー、特に脂肪分の多い食品の摂取量が抑えられたという。

肥満や糖尿病治療への可能性

オキシトシンはハグをしたりキスをしたり、絆を強める行為により分泌され、また出産中や授乳中にも促されるホルモンである。

同准教授によると、オキシトシンの持つ食欲を抑える働きについては、動物実験によりその可能性が指摘されてきたとか。そこで今回は「この効果を利用し血糖値の改善につなげられないか」と考え実験が行われた。

実験では12人の肥満、太り過ぎの人を含めた、25名の男性に対し鼻スプレーで、オキシトシンまたは偽薬を投与。尚、被験者は何を投与されたのか知らされていない。

摂取カロリー減る

 被験者には鼻スプレーの後朝食を摂ってもらったのだが、オーダーした倍の量の食事が提供され、彼らがどれだけ食べたかを調査。また別の機会に同じように偽薬をスプレーし、その際の摂取量と比較した。

すると、オキシトシンをスプレーされた時は、偽薬に比べ摂取量が122カロリー少ないという結果に。特に脂肪については平均で9グラム、80カロリー摂取量が減ったとも。

ダイエット効果については更なる調査研究が必要としながらも、オキシトシンの鼻スプレーは妊娠中の女性以外、副作用の心配がないことなどを踏まえ、同准教授は「肥満や糖尿病の治療への利用価値について検証を続けたい」としている。

尚同調査結果は、米サンディエゴで開催された内分泌学会の席で発表されたものである。

Posted: |Updated:

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking