恋愛ホルモン「オキシトシン」がもたらす驚きの3つの健康効果

Text by

  • 1
123RF

123RF

「恋愛ホルモン」「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシン。信頼を深めたり、情緒を安定させる働きが知られているが、私たちの体にも高い健康効果を発揮してくれる。

出産時や授乳の際に分泌されるオキシトシンだが、他人と触れ合い(ハグやマッサージ)、ペットと戯れるなどしてもその量は増える。例えば同じ食事をするのでも、1人で食べるよりも大勢でワイワイやった方が、分泌が促されるとか。

スプレーなるものまで販売されているオキシトシン。知られざる健康効果は以下のとおり。

消化を助ける

胃腸の弱い人はオキシトシンを増やす努力を!

スウェーデン・ルンド大学のBodil Ohlsson氏らの研究によると、オキシトシンとオキシトシン受容体は胃腸にも存在するため、食べ物の消化(胃運動性及び胃内容排出など)にとって重要であることが明らかに。

オキシトシンの量が足りないと、すべての消化作用が鈍化し、胃の運動障害が起こることがわかった。

実際に、消化不良を繰り返したり、炎症性の腸疾患を抱える子どもは、血中のオキシトシン量が少ないという。

傷を早く治す

傷の治りが遅い人は愛情ホルモンが足りていないのかもしれない。

というのも、伊ミラノ大学のCattaneo MG氏らによると、オキシトシンは血管形成にも不可欠で、血管の成長やけがをした後の血管の再生に必要だそう。

実際にストレスを抱えていたり悩みが多い人は傷の治りが遅いことが、米オハイオ州立大学のJanice K. Kiecolt-Glaser医学博士らが行った調査で明らかになっている。

最も葛藤が多い人はそうでない人に比べ治りが40%も遅かったという。

心臓を健康に

もはや万能薬にも思えるオキシトシン。心臓保護ホルモンとして、心臓血管を守る働きも担っている。

カナダ・モントリオール大学のJ. Gutkowska氏らの研究によると、オキシトシンには血管を拡張し血圧を下げる働きがあることが明らかに。

更にフリーラジカルを一掃し、動脈内部の炎症を抑えるとも。フリーラジカルや炎症が心臓病の原因となることもあるそうだ。

Posted: |Updated:

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking