「目に見えない障害を理解して」発達障害を抱える青年が科したイジメ加害者への“罰”が秀逸

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Facebook/Cortnie Stone

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ある発達障害を持つ10代の若者が、ひどいいじめの被害に遭ったにもかかわらず、非常に思慮深い対応をしたとして注目を集めている。

米イリノイ州に住むギャヴィン・ストーンさんには、アスペルガー症候群ADHDという障害がある。

母コートニーさんによれば、ギャビンさんが3歳のときに障害が発覚して以来、人とのコミュニケーションに問題を抱える息子と一緒に、家族全員で苦楽を共にしてきたという。

そんなギャヴィンさんに最近災難が降りかかった。「母コートニーさんの許可を得てシェアした」という、彼女の友人の投稿を見れば一目でおわかりいただけるだろう。

そこでは痛々しい姿をしたギャヴィンさんの写真が公開されている▼

Facebook/Cortnie Stone

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「おかしな奴」という理由で暴行される

母コートニーさんの言葉を借りると、「目に見えない障害のせいで、一見普通の人と変わらないのに無礼で、我慢のきかない、孤独な“おかしな奴”と思われがち」というギャヴィンさん。

このときも、複数の青年たちが「いつも1人きりだし、ひとりぼっちでイベントなんかに参加して周囲をうかがう“おかしな奴”」とか、「全然知らないのに友達になろうとしてきて“キモい”」などと、ギャヴィンさんについてうわさ話をしていたそう。

その話を耳にしたある青年が「自らの手で判決を下す」とか何とか言い出し、複数の友人と共にギャヴィンさんを暴行。その結果がコレだという。

相手の話を聞こうともせず、ギャヴィンさんのことを知ろうともせず、初対面の彼に逃げる隙も与えず殴り続け、そのまま路上に放置して逃げたそうだ。

彼が告訴の代わりに取った手段

ギャヴィンさんは軽い脳震とうに加え、鼻の骨折やのどの損傷などの被害を受け、加害者らを暴行の罪で訴えることもできた

しかし、ギャヴィンさんは彼らを訴える代わりに、「今回のことを教訓にして学んでほしい」との思いから、意外な方法で対応したという。

加害者及び加害者家族を集め、今回どれだけの被害を受けたのか、ギャヴィンさん本人が説明するビデオレターを上映。また、障害について知ってもらうため、加害者の青年たちにアスペルガー症候群についてのレポートを提出させたのだ。

 加害者の改心を願いギャヴィンさんが取った今回の行動に対し、「心打たれました。ギャヴィンを誇りに思います」「残酷な加害者たちが心改めるよう祈っています」「素晴らしい青年」といった称賛の声があがっている。

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