「水の飲み過ぎは脱水と同じくらい危険」専門家が警鐘

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flickr_stevendepolo

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各地で梅雨明けが発表され、連日厳しい暑さが続いている。

そんなとき注意しなければならないのが熱中症。熱中症予防には水分補給が欠かせないが、あまり水を飲み過ぎるのもかえって危険であることをご存じだろうか?

運動関連低ナトリウム血症の危険

米オークランド大学のTamara Hew-Butler教授をはじめとする、17名の専門家はこの度、「安全な水分補給」に関する新しいガイドラインを発表した。

「特に運動中など、のどが渇いた状態での水の飲み方について、広く再教育を行いたい」と同教授。

水の飲み過ぎで最も怖いのが「運動関連低ナトリウム血症」(EAH)で、運動時または運動後に発症し、失われた分を取り戻そうと水分を摂り過ぎることで起こる

アスリートの死亡例も

同教授らによると、アスリートなどが特に危険で、これまでマラソンやサッカーなどで14人が、運動中の水の飲み過ぎにより死亡しているという。

大量の水分に腎臓の機能が追いつかず、通常体内で自然に分泌されるナトリウムが足りなくなり、深刻なケースでは細胞が膨張し死に至ることもある。

EAHは予防可能

そんな危険なEAHだが、体からのサインに注意し適切に対応すれば防げるという。

「生まれながらに備わっている口渇機構により、低ナトリウム血症を起こさぬよう、人は必要以上に飲み過ぎないようにできている」と同教授ら。要するにのどの渇きをを感じなくなったら、水分を摂るのをやめるべきとのこと。

また立ちくらみや目まい、吐き気、むくみ、運動中の体重増加などの症状があらわれたらEAHの疑いあり。重症化するとおう吐や頭痛、精神錯乱、興奮、発作、昏睡などが起き、こうなると命に関わる危険な状態とか。

マラソンやトライアスロンなど過酷な運動はもちろん、ハイキングやヨガのクラス、部活などでも起こるという。

とはいえ運動中は汗をかくので、日常で摂取する水分に加え、1.5~2.5カップ余分に水を飲む必要がある。 汗と共にナトリウムも失われるので、水分を補給する際はナトリウムを含んだスポーツドリンクが、体内のバランスを保ちEAHの予防にもなるそうだ。

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