この夏は童心に返ろう!木登りをすると記憶力が大幅にアップすることが明らかに

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flickr_xuhulk

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今年の夏は子どもと一緒に、いや、子どものいない人でもぜひ裸足で駆け回ったり、木登りをしたり、思い切り童心に返って楽しんでいただきたい。

というのも、このような幼少期によくやった遊びは脳を鍛え、記憶力を大幅にアップさせるそうだ。

日常で使う記憶に好影響 

木登りや裸足での駆けっこ、四つん這いなどをすると、日常的に使う作業記憶(電話番号や道順、買い物リストなどの記憶)が50%もアップすることが、米ノースフロリダ大学のRoss Alloway博士らの調べで明らかに。

同博士らは18歳~59歳の男女72名に、教えられた数字を逆の順番に覚えていくという作業記憶のテストを実施。

一部の被験者には2時間ほど、アスレチックコースで木登りや四つん這い、裸足で走り回るなどしてもらい、また他のグループにはテスト前に講演を聴いたり、ヨガのクラスを受けてもらった。

すると、アスレチックをした人の記憶力のみが伸びるという結果に。ヨガでは効果が認められず、同じ“体を動かす”のでも、運動の種類により違いがあると考えられる。

固有感覚スキルを磨く

例えば木登りは、バランスや姿勢などに関する情報が脳に送られ鍛えられるとのこと。枝や梁の上でバランスを保つことで、固有感覚スキルが磨かれ、その際脳は直接目で確認しなくても、手足をどこに置けばよいのか感覚的につかめるようになるそうだ。

また枝がしなったり、足元がぐらつくなど、状況に応じて瞬時に対応する能力も必要とされる。

環境や場所の変化に順応するため、常に最新の情報を把握しておく必要があるため、固有感覚スキルを鍛える際には、作業記憶を頼る場面が増えるのだ。

考えながらの運動が吉

一方ヨガで必要とされる固有感覚スキルは、体位を認識するくらいで変化に乏しく、記憶に作用するほどの刺激や動きは伴わないそう。

「予想しづらい状況での適応を強いられる運動は、私たちに考えることを余儀なくし、体だけでなく脳も鍛えられる」と同博士。作業記憶を鍛えれば学校や職場で今以上に活躍できるかもしれない、とも。

ちなみに「今更そんな子どもっぽいことちょっと…」という方は、スカッシュやテニス、サッカーでも似たような効果があるという。 

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