大病を患う危険性も…睡眠不足が招く4つの恐ろしい症状

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大人の場合、一般的に7~9時間の睡眠時間が理想的とされる。寝不足だと体が重く、集中力に欠き、頭痛なども起こりやすく、体への悪影響を実感されている方も多いはず。

更に、睡眠不足が続くと大病を患う危険すらあるという。そこで、睡眠不足が引き起こす恐ろしい症状を4つご紹介しよう。これからは十分な睡眠時間を死守したくなるに違いない。

前立腺がん

特に男性は睡眠時間を十分に確保すべし。というのも、睡眠不足は前立腺がんの発症リスクをアップさせ、病気の進行も加速させてしまう。

アイスランド大学のLara G. Sigurdardottir氏らが67歳~96歳の男性2,425人を、3年~7年間追跡調査した結果、睡眠障害を抱える人の60%が前立腺がんを発症した。

この数字は、「夜中に目が覚めてしまう」といった程度の人の倍にのぼるとか。また、睡眠に問題のある人はがんの進行も早かったそうだ。

同氏らによると、これには睡眠ホルモンであるメラトニンが関係しており、 メラトニンの分泌量が多い方が、腫瘍の成長を抑制できるという。

潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎とは炎症性腸疾患の1つで、主に大腸の粘膜に潰瘍やびらんができる疾患である。

寝不足がこの病気の一因であることが、米ハーバード大学医学大学院のAshwin N. Ananthakrishnan氏らの調べで明らかになっている。

同疾患については寝不足はもちろん、寝過ぎも良くないそうで、適度な睡眠が消化器官の炎症反応を抑え、潰瘍性大腸炎及び同じ炎症性腸疾患であるクローン病を予防するという。

1976年来及び、1989年来のNHSの女性に関するデータを検証した結果、日々の睡眠時間が6時間を下回ると同疾患の発症リスクが高まり、また睡眠時間が9時間以上になっても、同様にリスクがアップすることがわかっている。 

アルツハイマー病

日々の寝不足がアルツハイマー病の原因となり、また病気の進行を早めることもわかっている。

米ジョンズ・ホプキンス大学のSpira AP氏らが、53歳~91歳の男女70人の脳内をスキャンしたところ、寝不足気味な人ほど、脳内により多くのβアミロイドが蓄積していることが明らかに。

βアミロイドはアルツハイマー病であるかどうかの判断基準になる物質で、いわゆる脳内で出る老廃物。

睡眠不足により、この様な老廃物が脳に蓄積されてしまうそうだ。

自殺

病気というわけではないが、睡眠不足が命を縮める結果につながるという点では、自殺率の上昇も無視できない。

うつ病の既往歴の有無に関わらず、大人の場合、睡眠不足と自殺率は密接に関わり合っていることが、米スタンフォード大学のRebecca A. Bernert博士らの調べで明らかになっている。

420人の中年の男女を10年間追跡調査したところ、うち20名が睡眠不足に悩んでおり、尚且つ自殺したとか。

同博士らによると、常に睡眠不足が続いている人の自殺率は1.4倍にのぼるという。

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