こんなにあった!指紋や網膜以外で個人を特定できてしまう6つのモノ

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この世であなただけが持つ唯一無二もの、それは“指紋”。刑事ドラマでも、事件があった際犯人の決め手となるのは指紋というのが、お決まりのパターンである。

しかし指紋以外にも個人を特定できるものがあることをご存じだろうか?万が一の際は、次のものから“アシ”がつかないようご注意いただきたい。

 耳

耳が遠くないかなど、その機能が問われることはあっても、耳の形についてじっくり議論されることはあまりない。

しかし、耳の形はそのカーブや突起が人それぞれ違い、特に耳輪と呼ばれる、外耳の周辺部(へり)の内側で丸まっている部分は、個人の特徴が顕著にあらわれるという。

英サウサンプトン大学のMark Nixon氏らによると、生まれたとき耳は完全な形をしており、時間の経過と共に耳たぶは減ってくるが、全体的に見ると変化は少ないそうだ。

同氏らが行った実験では、耳の形から252人中1人の人物を特定する際、正解率は99.6%にのぼったという。 

歯やかみあとなどから個人を特定する方法も比較的古くから採用されている。口の中といえば、舌も個人の特定には有効だそうだ。

香港理工大学のDavid Zhang氏らによると、指紋は時間の経過と共に変化するが、舌は口の中で守られているので変化しないとか。そのため本人確認には有効な手段とのこと。

人によって舌の形や表面組織は様々で、更なる調査が必要ではあるが、“舌紋”で容疑者を特定することは可能だという。

唇といえばキスなどと、ロマンチックな想像ばかりはしていられない。近年、犯罪捜査で唇によって犯人を特定すべく調査研究が進んでいる。

インド・Subharti Dental CollegeのPreeti Sharma氏らによると、唇紋を調べることで、ある人物が犯罪の現場にいたかどうか判断できるという。

また各20人の男女を対象に、唇のしわや溝のパターンからある人物を特定できるか試してみると、女性18名、男性17名を突き止めることに成功した。

歩き方

特徴的な歩き方やその足音で誰なのかわかる…。そんな経験があなたにもあるのでは?

歩行には足だけでなく、体全体を使っているのだが、その体の使い方に人それぞれ特徴があることが、米メリーランド大学カレッジパーク校のA. Kale氏らの調べで明らかに。

同氏らによれば、歩行に関するおよそ24の要素を調べれば、個人を特定することが可能とか。

また、独ミュンヘン工科大学のMartin Hofmann氏が行った実験では、特徴的な歩き方をシルエットとしてコンピューターで画像化することで、たとえ服を着ていても、80%の確率で特定することができたという。

匂い

警察犬の活躍ぶりを見れば明らかだが、匂いは指紋のように人それぞれ異なると言われている。但し汗や尿の匂いは、摂取する食べ物の影響を受けやすいのが玉に瑕。

そこで、米Monell Chemical Senses CenterのGary Beauchamp氏は、遺伝子的に決められた各自の匂いは、食べる物を変えると変化するのかどうかマウス実験を行った。

その結果、確かに食べ物により匂いも変化したが、特別な訓練を受けたマウス及び科学的な分析を行えば、その人本来の匂いを嗅ぎ分けることは可能だと判明。

同氏によれば、人の匂いも指紋やDNA鑑定のように、着実な特定材料になりえるという。

意外かもしれないが、最近では膝も個人の特定に使えるのではないかとして研究が進んでいる。 

エジプトのアル=アズハル大学、Nagy M. B. Al-Fadalyらが行った調査では、当初40の膝のサンプルの中から個人の特定に至ったものは14にとどまった。

しかし膝に関するより詳しいデータが収集でき、尚且つそれらのデータを踏まえ再鑑定を行った結果、特定率が70%に上がったことから、犯罪捜査で膝が注目される日も近いかもしれない。

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