ポーランド人の写真家が撮影したフクシマの「今」が再び世界に衝撃を与える

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Arkadiusz-Podniesinski

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3.11の震災からおよそ4年半。今、改めて「フクシマ」が世界的な注目を集めている。

なぜならポーランド人の写真家、Arkadiusz Podniesinski氏が先月、福島第一原発から20キロ圏内の立入禁止区域に足を踏み入れ、その現状を写真におさめ公開したため。

「福島の原発で起きた大惨事は、地震や津波のせいではなく人災である」と述べる同氏が明らかにした、現在の福島の姿は、欧米の多くのメディアでも取り上げられており、再び世界に衝撃を与えている。

一部ご紹介しよう。

原発近くに放置された車や自転車。自然に飲み込まれかかっている▼

Arkadiusz-Podniesinski

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除染作業で出た除染袋が至る所に▼

Arkadiusz Podniesinski

今や「福島の風景とも言える」と同氏。

Arkadiusz Podniesinski

地震と津波の被害に加え、原発にも近い浪江町。同氏は立ち入りが禁止されているこの街でも、許可を得て撮影を行っている。

学校のコンピューターにも津波の爪痕が残る▼

Arkadiusz Podniesinski

教室の黒板にはかつての住民や生徒たちなどの思いが綴られていた▼

Arkadiusz Podniesinski

体育館の床は歪んだまま▼

Arkadiusz Podniesinski

同じく立ち入りが制限されている他の地域も訪れた。立ち入り禁止区域内では、主に建物の内部の撮影を行ったという。

レストランの一室▼

Arkadiusz Podniesinski

ファーストフード店▼

Adobe Photoshop Elements

美容院▼

Adobe Photoshop Elements

スーパーマーケット▼

Arkadiusz Podniesinski

双葉町のメインストリートに掲げられた宣伝文句が皮肉に感じられる▼

Arkadiusz Podniesinski

原子力の安全神話がもたらした悲劇を目の当たりにしたという同氏は、今後も定期的に福島、そしてチェルノブイリにも足を運ぶつもりだという。

公開された写真について、国内外から「日本に住んでいてもあまり目にすることができない“ドキュメンタリー”を見せていただきました」「原子力が安全だなんて誰が言える?」「とても印象深く、考えさせられる写真ばかり」「作り物以外では見たことがない大量のクモの巣…切なすぎる」といったコメントが寄せられている。

※初掲載時、屋内の写真の一部を「双葉町で撮影したもの」と紹介していましたが、正しくは双葉町に限らない「立ち入り禁止区域内で撮影したもの」でした。お詫びして訂正いたします。(2016年8月22日)

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